「すべての敵が強い」縛りの基礎知識

すべての敵が強い縛りの特徴

ドラゴンクエスト11はシリーズの中でも屈指の名作で、ストーリー、キャラクター、ゲームシステムに至るまで、非常に完成度が高い作品ですが、初心者向きすぎて敵が弱すぎるのが残念なところ。

「すべての敵が強い」縛りは、単純に敵の強さが上がるだけで、むしろ丁度いい難易度になります。他の縛りプレイのように自由度が低くなるようなことはないので、とてもおすすめできる縛り設定ですね。

縛り設定をすると、基本的には敵の能力が全体的に上がります。HPは基本2倍になっており、それ以外のステータスは1.3倍になっている場合がほとんどです。

ただし、どれくらい強くなってるかはモンスターによってかなりバラつきがあり、主人公一人で戦う「屍鬼軍王ゾルデ戦」はステータスが1.2倍と抑えめだったり、裏ボスのニズゼルファはHPが1.2倍にしかなってなかったりと状況によってバランスが取られた設定になっています。

縛りプレイの設定は、新たに冒険の書を作る時にしかできないので、忘れずに設定するようにしましょう。

また、レベルが上がりすぎて難易度が低くなることを防ぐ、「楽な戦いは経験値なし」も、非常におすすめできる縛り設定です。

敵の守備力が上がってるので、単純にダメージを与える特技だけでゴリ押しする…という戦術が通じないことも多々あります。

弱点や状態異常耐性については変わらないので、弱点属性をついた呪文や、「ルカニ」などで敵の守備力を下げてから攻撃するのが効果的です。うまく補助呪文を使っていきましょう。

また、攻撃力依存でない特技や呪文を使うのが効果的です。

攻撃力依存の特技は、敵の守備力に対して威力が落ちてしまうため、すべての敵が強い縛りだと思いのほかダメージが出ないことが多いです。

例えば、「ローズタイフーン」「デュアルカッター」などは、攻撃力に依存する特技なので、敵の守備力が高いとダメージをあまり与えられませんが、「ギガスラッシュ」はちから依存、「シャインスコール」はこうげき魔力依存なので、敵の守備力に関係なくダメージを与えることができます。

攻撃呪文も同様で、敵の守備力は関係なくダメージを与えることができます。

攻撃力の高い敵は特に厄介で、場合によっては一撃でやられてしまうこともあります。

「スカラ」「スクルト」でこちらの守備力を上げても、効果が薄いくらいなので、敵の攻撃をミスさせることができる「マヌーサ」が非常に効果的。ボスに効く場合も多いので、うまく活用しましょう。

また、「ラリホーマ」「メダパニ―マ」など、そもそも敵に攻撃させないように補助呪文を使うことも重要です。

それでも敵に攻撃されてしまうときは、やられる前にやる…ということで、なるべく早いターン数で敵を倒すように心がけましょう。

すばやさの高い「マルティナ」「カミュ」「ベロニカ」などが先に攻撃し、なるべく少ない手数で倒せばこちらの被害も少ないので、MPを惜しまず短期決戦で戦うようにしましょう。

特にボス戦などでは、敵が状態異常の特技を使ってきて、こちらが崩されてるうちに強い攻撃でやられてしまうということが多いです。

前もって敵の特徴や攻撃方法を知っておき、その対策をしておくことが重要ですね。

ドラクエ11は状態異常を防ぐ様々な装備や特技などもあり、うまく戦えば状態異常を防ぐ術が用意されています。

状態異常の特徴や、解除方法などを知っておくことが需要です。

前述しましたが、敵が強くなっても状態異常耐性は変わらないので、補助呪文や状態異常を与える特技などはうまく利用していきましょう。

補助呪文で使い勝手がよいのは、「バイキルト」「ヘナトス」「スクルト」「ルカニ」「マヌーサ」「ラリホーマ」「メダパニーマ」。中でも守備力を下げる「ルカニ」、攻撃力アップの「バイキルト」使う頻度は高いです。

また、ボスでも毒が効きやすい敵は多いので、「ヴァイパーファング」「ポワゾンキッス」などで毒状態にした後の継続ダメージや、「タナトスハント」での大ダメージ狙いはボス戦で有効。幻惑、眠り、混乱が効くボスもいるので、うまく使えば戦闘をかなり有利に進めることが可能です。

ルカニ付与がある「鉄鋼斬」などの特技を使うのはもちろん、高い確率で眠らせることができる「ゆめみの花」などのアイテムも有効利用していきましょう。